展示会など45・46−2012年12月


45<<土の中からコンニチワ−玉名の発掘速報展>>@玉名市立歴史博物館こころピア

玉名を代表する遺跡からの出土品の展示など。組紐が残る剣にはおどろいた。

46<<常設展>>@同上

今回は、唐人墓調査のはじめに、皆さんと一緒に基礎知識の注入のため来館。学芸員の方に丁寧に案内して頂き、また「バテレンの髪(中山家旧蔵)」などを実見する。玉名(とりわけ高瀬と伊倉)の歴史の深さに感嘆するばかりの数日間だった。

この常設展でも、唐人寄進の唐獅子香炉や、キリシタンの類族帳、またキリシタンの高札(これは大変珍しい)などに驚く。文化年間の信牌まで出ていたが(個人蔵、寄託品)、いったいどういう経緯で伝来したのだろう。興味はつきない。

かつての朱印船貿易展の図録を購入する。近世初期の海外貿易と肥後との関係、あるいは長崎との関係についても、これまで想像していたより、はるかに密なものであった気がする。

いろいろあった今年も、大分更けてきた。展示はまだ50本も見られておらず、反省。