展示会など41〜44−2012年12月

41<<常設展「東洋文庫の名品」>>@東洋文庫ミュージアム
http://www.toyo-bunko.or.jp/museum/

ようやく実見かなった東洋文庫ミュージアム。モリソン文庫の収蔵庫展示がよい。1階には樺太関係の資料が出ていた。パンフレット(子供向け?)に「国宝の間」とあるのに、なぜか重文の論語集解が出ているw ま、普通の国宝より嬉しかったけど。東方見聞録の展示は、なるほどこういう見せ方もあるのかと感心する。


42<<もっと北の国から〜北方アジア探検史〜>>@東洋文庫ミュージアム
http://www.toyo-bunko.or.jp/museum/tirashi-hoppo.pdf
http://www.toyo-bunko.or.jp/museum/tenjilist.pdf

ほとんど知らない資料ばかりで楽しかったが、とくに入口の覗きケースの展示はとてもよい雰囲気だった。


43<<細川家の婚礼>>@熊本県立美術館

http://www.museum.pref.kumamoto.jp/event/kikaku/20121005-1216_hosokawakonrei/images/hosokawakenokonrei-list_.pdf
すばらしい漆と着物を堪能する。

#11緋羅紗地九曜紋覆の緋羅紗、および#27黒地梅花古木模様掛下帯の黒ビロードは輸入品だろう。島田美術館で見た伝ガラシャ所用の着物や、あと南蛮風のシャツなど、熊本でこういうものが多く見られるとは思っていなかった。

44<<冬の名品コレクション展>>@熊本県立美術館
http://www.museum.pref.kumamoto.jp/event/kikaku/20121103_1224_fuyucollection/images/winter%20collection.pdf
http://www.museum.pref.kumamoto.jp/event/kikaku/20121103_1224_fuyucollection/images/fuyucollection-list_.pdf

「領内名勝図巻」は津奈木付近が出ていた。見事な筆致で、江戸の大名の写生図ブームの火付け役となったというのもうなづける。

雪山の「和歌扇面」は長崎に行ってからのものだろうか。メモできなかったのが残念。

同じく雪山の「漢詩」は名品。

行到水窮処 坐看雲起時 (王維「終南別業」)
行いては到る水の窮まるところ 坐しては看る雲の起きるとき

もう一つ七言が左幅にあったが、これもメモできなかった。