展示会など4・5−2012年4月

《郷土資料室》@宇土市立図書館(熊本県宇土市

宇土市立図書館の中にある展示スペース。
17世紀オランダのものという日本地図は、マルティーニ/ブラウ系統のものだろう(同種の地図はこちら)。地図上に「Vto」(宇土)、「Yatzuxiro」(八代)が見える。

おたあジュリアは朝鮮から拉致された女性・キリシタン

「慶長十三年銘滴水瓦」は加藤氏時代。

「うとんカッパ」の手も展示されている。


≪湧々館≫@桜の馬場城彩苑(熊本城の真下)

http://www.sakuranobaba-johsaien.jp/

九州新幹線の開設に合わせてできたというので、どんなものかと覗いてみるが、これがなかなかよく出来ている。エンタメ系歴史シアターといった趣で、実物の展示はないが、熊本城の石垣の積み方(算木組など)のハンズオンや、映像類、とくに天井プロジェクタで古地図の一部をフォーカスし、さらに魚を追いかけさせる仕組みには、子どもも夢中になっていた。2階の寸劇も素人離れしている。こういう施設は、子供だましの木戸銭稼ぎでがっかりすることが多いのだが、これなら外から来たお客さん、とくに海外の人にも紹介できそう(シアターも多国語対応)。特に城とセットで、昼食をはさんで1日コース、というのはありかもしれない。で、やはり、どこが作った展示か気になるので見てみると、トータルメディア。むぅ。